僕も長年愛用している人気グローブブランドのHESTRA。人気ブランドなので愛用しているスキーヤーやスノーボーダーもー多いのではないでしょうか?

80年の歴史を持つスウェーデン生まれのこのブランド。使うほどに手に馴染み、耐久性と保温性、作業性、そしてスキーヤーにとって重要なストックのグリップ感などのバランスが気に入っています。そのバランスの比重を僕はいくつかのモデルを、気温やフィールドによって使い分けていますが、使うほどに手に馴染み、独得の風合いが楽しめるフルレザーモデルが気に入っていてよく使っています。シーズン中にストーブの前でウイスキーとか飲みながら革製品にオイルを塗るのが結構楽しみだったりします。

主に使用しているモデル数点と特徴を簡単にご紹介します。

 

3FINGER GTX FULL LEATHER

厳冬期で特に寒い時によく使うのがこれです。手先の末端が寒がりなので、保温性を最大限に重視つつもBCで必要になってくる、ありとあらゆる細かい作業もできてしまう3フィンガーです。シールを貼ったり行動食を食べたりも慣れればできます。唯一心配なのはガイディングでロープワークが必要になった時ですが、僕は必ずスペアのグローブを持っていくのでそれで対応します。あとは雨の日に滑る時ゴアテックスモデルだと手が濡れることがないので一つあると雨の日でも滑る人には重宝します。3フィンガータイプでカフ(手首を覆う部分)が短いモデルやゴアテックスじゃないモデルもあります。

 

LEATHER WOOL

ウールのインナーで保温力の高い5本指タイプです。白馬の厳冬期バックカントリーでもゲレンデでもこれを一番使っています。バックカントリーでの細かい作業もストレスなくこなせて十分に暖かい。寒冷な時期に一番バランスがいいモデルです。手の平側は耐久性のあるゴートレザー(山羊)を使い手の甲側はしなやかな牛革を使い、グローブの耐久性を上げているのがいいですね。いつも使ってて大体最初に穴が開く場所は決まってきますが、そこがしっかりカバーされています。

 

FALL LINE

3月後半ぐらいから気温が上がってバックカントリーでもゲレンデでも指先の寒さを心配する必要がなくなってくると主に使用しているモデルです。手の平側がとても薄くてストックの握りがとてもいいです。この辺の配分がスキーヤーのことをよく考えて作られたグローブですね。バックカントリーでの細かい作業に慣れてない人でもストレスなく扱えると思います。このグローブは僕の場合、時期限定ですがすでに4シーズンぐらい使用していますが未だ現役で長持ちしています。ネーミングもナイス。

 

ERGO GRIP ACTIVE

4月に入りゲレンデでもバックカントリーでも暑さを感じるようになってきたらこのモデルの出番です。最初から指が少し曲がった状態でデザインされていて見た感じ想像つくと思いますが、作業性は一番いいです。ウインドストッパーが使われていて稜線に立った途端に風が当たり出しても安心です。バックカントリーで登る時に使うハイクグローブとして使っている人もいますね。暑い時に素手で登っている人も見かけますが、怪我予防の観点から素手はオススメしません。そんな時に極薄タイプのグローブが一つあると重宝します。

 

OMNI MITT

ミトンタイプですね。バックカントリーでの使用は作業性の観点からオススメしませんんが、ゲレンデを滑る時は結構使っています。意外に思われますがミトンが一番ストック握りやすいと思っています。滑る時に脇の締め方は滑りに大きく影響しますが、ミトンを使うとストックを握った時に各指同士の間隔が5本指グローブに比べて狭くなります。滑るポーズとってみると指同士の間隔が狭い方が脇締まらないですか?ミトングローブの方が五本指グローブに比べて内倒しにくいと思っています。あとは見た目が可愛い。

 

 

指先の寒さの感じ方には、かなり個人差があると思いますが、僕は結構寒がりな方です。マイナス20度の北海道の内陸で撮影のため光り待ちをしていた時に僕は3FINGERでも寒くてム〜リ〜って時に隣でERGO GRIPで平気な顔してる知り合いガイドもいたりします。その辺を踏まえて参考にしてみてください。

寒さには個人差がありますが、共通するのは保温性と作業性のバランスです。それと柔軟性と耐久性のバランス。時期や天候によっていくつかのモデルを使い分けるとそれぞれのモデルが長持ちするしストレスなく快適に使えると思います。サーフィンする人だったらウェットに置き換えて考えてみるとしっくりくるかもしれません。僕の場合はドライスーツが3FINGERでERGO GRIPがトランクス。

バックカントリーでの使用を前提に考えている人へのアドバイスとしてゲレンデで滑るのとは違う細かい作業がたくさん必要なので、今まであまり気にしてこなかった作業性が必要になってきます。よくバックカントリーのフィールドでグローブを外して作業する人を見かけますが、なるべくグローブを外さずに全ての作業ができるようになるのが望ましいです。最大の理由はグローブを外すと、無くすリスクが高まるからです。そのリスクとは金銭的なリスクではなく凍傷のリスクです。ゴーグルのスペアを持っていく人は多いのですがグローブのスペアを持っていく人は少なく感じます。ゴーグル無くしたり雪で使えなくなったりしても降りてこれますがグローブのロストは指を一緒に無くす可能性があるので持ち物リストの順位的にはスペアのゴーグルよりも上位にランクします。

雪面に立てたストックに刺しとくのもダメだしその辺に置いとくのもダメです。風が強いと簡単に飛ばされます。ガイディングでも『グローブ飛ばされないように気をつけてー』と1日で何回も口にします。どうしても外したい時は、外したグローブは作業する前にポケットやザックにしまう習慣を身につけましょう。そうは言っても一瞬だけ外したい時とかがあるので僕は3FINGERやOMNI MITTなどの作業性能が低いモデルには

HAND CUFFを取り付けて使用しています。グローブをぶらぶらとぶら下げたままの行動は雪も入るしその辺によく引っかかるのでオススメできませんが、一瞬外して両手で作業できロストのリスクはなくなります。高いものではないし、必要ない時は取り外しもできるので便利です。

今年はコロナウィルスの影響でショップが行う今時期の早期予約会などが縮小されたり、ひっそりとやる販売店さんも多いと聞いています。サイズと色が絡むアイテムは秋に欲しいものが手に入らなかったりしますので特に早期予約は重要かと思います。そして僕もモデルによってサイズを少し変えたりするものもあるので感染対策をしっかりした上で、試着してみてください。

梅雨の晴れ間で最高に気持ちいい白馬です。山の残雪もだいぶ少なくなりましたね。濃い緑と青空のコントラストがとても綺麗です。

 

 

 

白馬で LOCUS GUIDE SERVICE(ローカスガイドサービス)というガイド会社を経営し、バックカントリースキー、スノーボードのガイドをしています。

それと同時にバックカントリーで、より満足する為の滑走技術の向上を目的としたスキーレッスンやセッションをゲレンデで開催しています。

ぜひ一度、雪上での素晴らしい時間をライブで共に体験しましょう。

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