VOLKL REVOLT 121  フォルクルリボルト121

スキー雑誌がカタログ号を発売し、販売店の早期予約も始まりますね。

つい最近まで滑っていたけど、もう来季に向けてギア選びが始まる時期なので、今シーズン僕が使用したギアのご紹介をさせていただきます。

ハイシーズン中に、ガイディングやプライベートBC、ゲレンデパウダーなどのシチュエーションで主に使用したのが来シーズン新しくVOLKL SKI のラインナップに加わる REVOLT 121(リボルト)です。

 

 

 

 

 

 

 

 

Sidecut                      143-121-135

length(radius)       177(17.6)    184(19.2)      191(21.9)

先シーズン、白馬で行われたFWTで優勝しシーズンチャンピオンにもなったマーカス.エダーが使用して一躍話題のスキーになりました。このスキーを履いているスキーヤーの映像を見て気になっていた人も多いのではないでしょうか。彼らのようにバックカントリーの天然地形でフリースタイルな滑りをするために開発されたモデルで、センターには薄めのキャンバー、ノーズとテールはしっかりロッカーしアーリーテーパーの設計になっています。パウダーでのスイッチランディング、パウダーでのバタートリック、にはとても適した作りになっています。ハイスピードでのライディングに対応し、見かけからは想像し難いけどゲレンデの圧雪斜面も意外と滑れます。マーカス本人も白馬に来た際にそのことを絶賛していました。彼らのライディング映像を見て、かなりガチガチのハードフレックスなスキーを想像している人も多いと思いますが、全体的にソフトなフレックスで体重の軽い人や、女性にも十分に扱いやすいモデルになっています。

バックカントリーフリースタイルにはもってこいのモデルですが、ジャンプしない人にとってもハイシーズンのDEEP POWDER様に常に車に忍ばせておくのにはいいモデルだと思いますよ。いろんな方の滑りを見させていただくと、普段からポジションが後傾気味な人が、パウダーになるとさらに後傾になる人が多いのですが、それだとスキーが思う様に動いてくれません。少し滑ってすぐ太ももパンパンになったりもします。過去にPOWDERでノーズが刺さって前転した経験がそうさせるのかもしれませんが、このREVOLT 121だと正しいポジションでスキーを踏んでもノーズが刺さりません。大腿筋を温存しながら、なおかつスキーが自分の思う様に動いてくれます。ブーツセンターも結構前よりなので後ろに乗ってテールを潜らせてストールさせながら滑るよりスキーの基本的なポジションでテールを浮かせてあげた方が、POWDERでスピードにも乗るし深い雪でもスキー全体が浮いて操作もしやすくなります。逆にスキーを横に向けて減速できないタイトなツリーランなどでは長いテールをストールさせて、スキーはフォールラインを向いたままスピードコントロールができたりします。従来のテールの長さでこれやろうとすると尻餅つきます。ジャンプのランディングではこの長いテールが雪面を捉え続けるので、後方への転倒を防いでくれます。

硬めの滑走面と強いエッジもバックカントリーを滑る上で非常に重要なポイントになります。標高の高いエリアを滑ると豪雪地帯でも結構石を踏んでしまうのですが、その際のダメージが柔らかいソールを採用しているブランドと全然違います。滑ってて『ごりっ』とやっちゃった時に意外とソールがやられていないことが多いです。先シーズン初めの立山は積雪が少なく板を痛めてしまう人が多かったのですが、ああいったコンデションで差が出ます。海外の山はあれぐらい石を踏みまくるのは普通にあるのでその辺のタフさは世界中でテストされているスキーにしかない強さです。ロッキー山脈は本当にロッキーですからね。

滑走技術に自信がない方へあまりにも太いスキーをお勧めすると『私なんかがこんなスキーはいても』とか『自分には扱う自信がない』とよく言われますが、滑りに自信がない人ほど太いスキーをお勧めします。新雪で上手く滑れない人が最も効率よく、早く、確実に深雪を楽しむ方法はスキーを太くすることです。どんなレッスンもこれにはかないません。深すぎる雪や重い雪などでは特に。逆に上手な人ほど浮力のないスキーでも滑れます。従来のこのカテゴリーのスキーよりも薄く軽く作られているので女性だって十分扱えます。

最近は太いスキー人気が低迷している様に思いますが、僕は太いの大好きですよ。コンデションによってだけど浮力のないスキーでチョッカリしかできない時もターンを楽しめるのっていいですよね。

REVOLTシリーズは他にもアーメット.ダダリのシグネイチャーモデルREVOLT95やXGAMEやオリンピックで輝かしいリザルトを残し続けているREVOLT87やもっとソフトなREVOLT86などがあります。このシリーズでグラフィックデザインを手がけたのはニューヨーク在住のケン.グリフェンです。REVOLT121のグラフィックも一目見て一発で気に入りました。

REVOLT121お勧めです。定価は¥85、000ですが早期予約では販売店にもよりますが7万円台ぐらいになるんじゃないでしょうか?世界最先端の設備を誇る自社工場生産されるから実現できる価格でとってもお買い得ですよ。

古瀬和哉