パタゴニアアンバサダーツール会議

大体の滑り手がシーズンアウトした五月末に、4日間の日程でパタゴニアアンバサダーツール会議が、徳島県海陽町にある、まぜのおかキャンプ場で行われました。

ツール会議とは、世界的な気候変動に対して僕たちにできることはなんなのかを皆で考え、行動に移すための作戦会議だったり、勉強会です。参加メンバーにはパタゴニアのすべてのカテゴリーのアンバサダーと、日本支社の環境担当者、アンバサダー担当者、環境問題の専門家や、環境団体などが一堂に会してみっちり行われました。新しい商品の説明やマーケティング戦略やフィードバックなどは全く行わず、アウトドアのスペシャリスト達も皆、メモを取り、専門家の意見を真剣に聴き、考えました。山、川、海とフィールドは違えど、自分たちが普段遊ばせてもらっているフィールドとその環境を守るためとなれば当然皆真剣です。

僕も今回の会議に参加してかなり刺激を受けました。難しいデータやグラフの話になるとちょっと苦手だけど、今までは、大きなスパンで考えると地球は氷河期に向かっているとか、なんとなくポジティブに考えようとする自分がいましたが、理解を深めると現状が、かなりまずい状態に突入していることはわかりました。そしてこのまずい状況を自分たちの力で回避できるんじゃないかとも思ってきました。プロ活動やガイディングを通して自然の中で遊ぶことの楽しさや、素晴らしさを多くの人に伝えることが、環境問題に対して自分が貢献できることだと考えていましたが、これからはもう少し具体的なアクションも考えています。

POWJAPANのサイトでわかりやすく現状が紹介されています。

環境問題の話になると難しく感じたり、人と意見が対立したり、それぞれの生活や、立場、考えもあるので結構めんどくさかったりしますが、みんなそれぞれできることがあります。僕も環境活動家ではないし、今後もなるつもりもないけど、今遊ばせてもらっている素晴らしいフィールドは後世にも残したいと思っています。車も使うしリフトにも乗るし、石油製品もたくさん使い、便利に暮らしてるけど、それでも出来ることはあるし、声高々に自分の意見を言ってもいいと思う。

今回滞在した徳島は素晴らしい自然が残り、毎朝早起きしてみんなそれぞれのフィールドで波や岩や川やトレイルをシェアした。サーフアンバサダーと一緒に海に入り山とフィールドは違えど同じように感じていることや、全く新しい感覚を学んだり、自然の中で遊んでから会議をすると意見やアイデアが出やすかったり、お互いの距離が一気に縮まったり、パタゴニアらしいスケジュールで4日間はあっという間に過ぎた。

妻の実家が愛媛県なので今回は家族で出かけツール会議終了後に家族と合流して、同じように白馬から来た大池琢磨夫妻と2日間サーフキャンプをした。平日に子供たちも学校を休ませ、連れてくることに親として抵抗もあったが、古瀬家課外授業と題して妻が色々学ばせてくれていた。合流してからは僕も学んだことを子供達にアウトプットし思いっきり遊んだ。環境問題について学ぶ時にアンバサダーも子供達も自然の中で遊ぶことが一番大切なんだと確信した。

古瀬和哉