今回は僕が使用しているブーツに付いて

書きたいと思います。

使っている人は全然いませんが、凄く良いブーツです。

今使っている兼用ブーツの

滑走性能がいまいちだったり、

今後テックビンディングに買い替えたいけど

アルペン規格のビンディングも同じブーツで履きたい人

には、とても良いブーツです。

スキーブーツに軽さと歩きやすさを求めている

人にとっては、あまりためになる話ではありません。

DALBELLO LUPO SP I.D.(黒色)

DALBELLO LUPO T.I. I.D.(緑色)

先シーズンはこの2足を使い分けていました。

どちらも兼用ブーツと言われる

滑りと、歩きの性能を兼ね備えたモデルなのですが

兼用靴の中では一番滑走性能を重視したモデルです。

僕も、20才位まではずっと競技スキーを

していたので、このような、ロアシェル、カフ、タングから

なる3ピースブーツには抵抗がありました。

それが今では圧雪斜面でカービングターンをする時も

僕のスキースタイルには、従来のラップトップ型より

こっちのほうがしっくり来ます。

本来、ブーツのロアシェルの部分は滑走時にとても

力が加わるため固い素材を使いたいのですが

従来のラップトップ型のシェルで、ロアシェルを固く作ると

ブーツ自体のフレックスまでガッチガチのブーツに

なってしまいます。

3ピースブーツの場合、ロアシェルは好きなだけ固く作れ、

ブーツのフレックスはタングで調整出来ます。

雪上で板を履いて膝を前方行へ倒した時に

ロアシェルの歪みが全くありません。

この部分が歪む事は自分がスキーに伝えたい力を

吸収してしまい、パワーロスが生じます。

現在、世の中に出回っている兼用靴と言われる

ブーツは軽さや、歩きやすさを追求した物から

僕が使っているLUPOの様に滑走性能を、重視した

物までとても幅広く存在します。

http://ameblo.jp/soulskier/theme-10083019101.html

僕は以前も書いた様に、

重さはいくらでも我慢するけど

滑走性能は妥協出来ないので、このLUPOシリーズが

お気に入りです。

ウォークモード、スキーモードの切り替えは

ブーツ後方の、ごっついバーをロックしたり

リリースしたりして行うのですが、

これははっきり言って操作しにくいです。

しかし、登行性能を重視した多くのブーツに

見られる様なピンをロックしたり

リリースしたりしてモード切り替えするモデルは

切り替えがし易く、登行時の

ブーツの可動域も大きくなるのですが、

これだと滑走性能に不安が残ります。

プラスチックの形状で保たれている剛性や

強度が損なわれてしまうからです。

LUPOシリーズのブーツはウォークモード

でリアカフが後方にのみ稼働します。前方向には

シェルは可動せずベルクロバンドとバックルを

緩める事によって可動させます。この辺の

デザインが、滑走性能を重視したブーツたる所以です。

この作りが理解出来ればごっつい切り変えレバーも

納得出来ます。

従来のアルペンブーツに比べ前傾角度が

浅いのも気に入っている点です。

斜度変化が少なく、整地されたゲレンデと違い

自然地形を滑る時は、複雑な斜度変化に

体軸を合わせるのが忙しくなります。

膝が入りすぎていない方が、これらの動きに

対応しやすくなります。

更に、ロッカー形状のスキーやセンターが

前よりな最近のスキーとの相性がとても良いです。

Intuition製サーモインナーも

一度使ったらもう手放せません。

暖かいし、バックカントリーの渡渉にも強い。

LUPO SP I.D.(黒色)

は、現在シーンの最先端の滑りをしている

ショーン、ペティットのシグネイチャーモデルです。

アルペンビィンディング対応のプラソールで

マーカー キングピンを使わない時は

こっちを履いていました。

LUPO TI I.D.(緑色)

SPをベースに作られてい履き心地は変わりません。

こちらはテック対応のピンホールが装備され

合成ポリウレタン性のソールが付いてきます。

ここで、先月決定したばかりの最新情報を一つ。

当初、このソールの交換は出来ないとされていましたが、

この秋にアルペンビンディング対応ソールが別売りで

販売されることになりました。

これによって

アルペンビンディング

兼用ツアービンディング

テックビンディング

全てのビンディングが履ける様になります。

ここまで絶賛しといて

なぜこのブーツがほとんど市場に出回ってないかと言うと

昨シーズンまでこのモデルは受注期間限定モデル

だったからです。

その為、僕のお客様でも一人も履いている人いません(汗

今期は受注期間限定では無くなりましたが、

日本に入荷する数は極めて少ないです。

今の時期に全国のショップで行われている早期予約会

などに足を運ばないとまず履けないブーツです。

冬前にはメーカーにも在庫はほぼ無くなると思いますので

興味がある方は是非お早めに、早期予約会などで

試し履きしてみてください。

古瀬和哉